草の根無償資金協力「ルーガンビル消防署改修計画」に関する贈与契約の締結(令和6年10月03日)

令和6年10月3日

   

   

 
10月3日、奥田直久大使はアストロ・ムウェレバヌアツ機動隊司令官と「ルーガンビル消防署改修計画」に関する贈与契約に署名しました。

この事業は、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通じて、157,694米ドル(21,919,466円)を供与するものです。1994年に建てられた同消防署は経年劣化が進んでいる上、2020年4月に発生した熱帯性サイクロン・ハロルドの影響により、屋根や天井を含む施設全体の腐食が進んでいます。設備の整った消防署は、緊急時に優れた消防救助サービスを提供し、バヌアツの人々の日常生活の不安を軽減することができます。消防署は、火災を消火するだけでなく、財産と、さらに重要なことに、貴重な命を救うサービスも提供しています。この理解に基づき、日本政府は、消防士が緊急時に人命と財産を救うために効果的かつ効率的に対応できるように、消防署の修復を支援することを決定しました。
 
奥田大使は挨拶の中で、「この支援により、消防士の労働環境が改善され、緊急事態や自然災害の際に迅速な出動と効果的な消火活動に貢献し、バヌアツの人々もこのプロジェクトから最大限の利益を得られることを期待しています。また、今回の支援が日本とバヌアツ政府と国民の間の友好関係のさらなる強化に貢献するものと確信しています。」と述べました。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)は、1996年からバヌアツで支援を行っている日本の支援制度で、これまでに日本大使館が契約を行った事業は141件、総額約 1,260 万米ドルに達します。