草の根無償資金協力「ラブルタマタ小学校校舎建設計画」に関する贈与契約の締結(令和6年9月27日)

令和6年9月27日


    



 
9月27日、奥田直久大使はサムソン・サムセン教育訓練大臣と「ラブルタマタ小学校校舎建設計画」に関する贈与契約に署名しました。
この事業は、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通じて、327,857米ドル(45,572,123円)を供与するもので、2023年10月の熱帯性サイクロン・ローラ(カテゴリー5)の被害を受け、校舎が全壊となった同校へ3教室の校舎を建設し、児童用机60台、椅子 120 脚、教員用3セット、6,000 リットルの水タンク 1 台を整備するものです。
サイクロンによる甚大な被害を受けた後、コミュニティは竹などの資材とトタン屋根を使った仮設教室の建設をしましたが、教育環境の改善及び今後のサイクロン対策のためにも恒久的な校舎の建設が緊急に必要とされています。
 
奥田大使は挨拶の中で、「日本政府は、この支援によって児童の学習環境を改善できることを期待しています。新校舎は、災害時には学校周辺の地域住民の避難所としても利用できます。バヌアツの長年の友人として、日本はバヌアツの人々の福祉の向上を目標に、バヌアツの持続可能な開発のために継続的な支援を行っていくことをお約束します。」と述べました。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)は、1996年からバヌアツで支援を行っている日本の支援制度で、これまでに日本大使館が契約を行った事業は140件、総額約 1,250 万米ドルに達します。