テオウマ橋災害復興事業の起工式(令和6年4月19日)

令和6年4月19日
 

 



 
4月19日、奥田大使はバヌアツ共和国のシャルロット・サルワイ首相をはじめとする要人の出席のもと、テオウマ橋災害復興プロジェクトの起工式に出席しました。
本計画は、以前自然災害被害に遭ったテオウマ橋の橋長延伸を含む架け替え、同橋付近のテオウマ川河川改修及びアプローチ道路改修を行うものです。
テオウマ橋はエファテ島の人々の日常生活に欠かせない交通機関ですが、地震や洪水などの自然災害の後、再建が繰り返され、バヌアツの人々はこの日を待ち望んでいました。
 
奥田大使はスピーチの中で、「日本は自然災害の多く発生する国として、バヌアツの自然災害に対する脆弱性と対策の必要性を理解しており、逆境に立ち向かい続けたバヌアツの人々の勇気と回復力に敬意を表します。橋の再建によって、全ての人々の安全なアクセスを確保することは、経済及び社会の成長を促進するために極めて重要であり、両国民の真の永続的なパートナーシップを示すものです。」と述べました。
 
サルワイ首相は日本の支援に謝意を表すとともに、「橋の再建により、地区間をつなぐインフラが改善され、地方に物流のためのより安全で迅速な全天候型アクセスがもたらされる。これにより、地方での生産物が町の市場に届くようになり、また地方が観光産業への参入が可能となり、経済成長が促進される」と述べました。
 
本事業は、日本企業が長年培ってきた土木技術やノウハウを投入することで、バヌアツの人々の生活環境の改善に大きく貢献するものであり、日本政府は、バヌアツにとって重要なインフラ分野において、引き続き支援を行っていきます。