草の根無償資金協力「アメルベット中等学校整備計画」引渡式(令和6年4月15日)
令和6年4月18日
奥田直久大使は、アナトレ・ヒマック教育訓練大臣に、アメルベット中学校の校舎2棟、食堂棟及び教室備品を引き渡しました。これは、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通じて整備を支援し、423,019米ドル(46,532,090円)に相当します。
同校はいくつかの課題に直面していたため、日本政府は質の高い教育環境を確保するために施設建設を支援しました。これらの施設は、昨年サイクロンが襲来した際には避難所として周辺住民に使用されており、自然災害発生時には、学生だけでなくコミュニティにとっても安全な場所として機能します。
奥田大使は、「日本はこれまでの自らの経験から、国づくりにとって教育と人材育成が極めて重要であることを知っています。これらの学校施設や備品が、皆さんや次の世代に末永く役に立つよう、適切な維持管理をお願いしたい。このプロジェクトは、バヌアツの人々と日本の人々の友好の素晴らしい象徴となるでしょう。学生の皆さんがこの改善された環境で楽しく勉強できることを願っています。」と述べました。
草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)は、1996年からバヌアツで実施している日本の支援制度で、地域住民に直接裨益する比較的小規模事業のために必要な資金を供与するものです。対象団体は開発途上国で活動するNGO、地方公共団体、教育機関、医療機関等の非営利団体です。これまでに日本大使館が契約を行った事業は130件以上、総額約 1,210 万米ドルに達します。