草の根無償資金協力「ボールドウィン・ロンスデール・メモリアル学校科学実験室建設計画」に関する贈与契約の締結(令和6年3月7日)
令和6年3月7日
3月7日、奥田直久大使はアナトレ・ヒマック教育訓練大臣と「ボールドウィン・ロンスデール・メモリアル学校科学実験室建設計画」に関する贈与契約に署名しました。
この事業は、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通じて、380,057米ドル(52,067,809円)を供与するもので、13 年生までの生徒を受け入れるトルバ州唯一の同校に科学実験室2教室の校舎を建設し、洗面台付きの机 16 台、教師用机 3 台、椅子 69 脚、整理棚 4 台、3,000 リットルの水タンク 2 台を整備するものです。
トルバ県には科学実験室を備えた学校がなく、特に理系進学を希望する生徒にとっては長年の課題となっており、トルバ州の教育環境の改善ためには、科学実験室の建設が急務となっていました。
奥田大使は挨拶の中で、「日本政府は、在バヌアツ日本大使館を通じて、トルバ州の人々がこの長年の課題を克服できるよう支援することを決定し、この支援により学習環境が改善されることを期待しています」と述べました。
草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)は、1996年からバヌアツで支援を行っている日本の支援制度で、これまでに日本大使館が契約を行った事業は130件以上、総額約 1,210 万米ドルに達します。